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Re: Re: GCT神戸会場の報告
投稿者: little-K 投稿日時: 2010-6-2 18:08
ゆずママさん


レスが遅くなって申し訳ありません。

なんらかの意図があった訳では決してありませんので、どうぞお許しください。


神戸会場での試験、本当に残念でしたね。

少しストレスがかかっているなぁと思っていましたが、試験を受けられる方たち、ワンコたちは多少のストレスがどうしてもかかってしまいます。


きっと、それが原因だとは思いますが、テストの趣旨から考えて、合格を差し上げることができませんでした。

あとで、とても後悔なさっていて、ゆずちゃんを受けるのも辞退しようかと考えておられたと聞かされて、とんでもない!と思いました。


誰も愛犬にわざとにストレスをかけたりしないものです。
ただ、何かの目標に向かう時に、つい犬のことを後回しにして、自分の思いで突き進んでしまったりしますよね。


私がアジをやらないのも実は、そんな思いからなのです。

いい成績を!とか、タイムを縮めたい!とか思うと犬に過度な要求をしてしまそうで、こわくてすることができません。

心だけでなく、体までこわすようなことを犬にさせてしまうと、私は後悔してもしきれなくなりそうで、踏み込むことができないのです。


今回は、遠方からいらっしゃって、長距離の移動だけでもシニア犬には、キツイと思います。

その上に、テストの緊張は犬にとってダブルパンチかも知れませんね。


遠距離から受験なさる方には、できるだけ注意を払って犬のストレスの度合いを見定めさせていただいているつもりです。

でも、悲しいかな、ジャッジしている時に、犬のストレスの加減がリミットだと思い、飼い主さんにこれ以上の受験はやめた方がいいと、ストレスを理由に不合格をお話すると飼い主さんの反応は2つに分かれます。


「ああ、自分の緊張を犬にストレスとして与えてしまい、かわいそうなことをしてしまった。」とご自分を責める方がいらっしゃいます。

ご自分を責めることより、できるだけ犬にストレスをかけないようにするために自分が緊張しないように何をすればいいかを考えようと思っていただきたいと思います。


テリー先生は、「鼻歌を唄う」、「ストレッチをする」など飼い主が緊張しない方法を探しなさいとよくおっしゃっておられました。


もう1つの飼い主さんの反応は、「何?どこが犬のストレスなの?いつもと同じようにしているのに!」と私たちジャッジの見解とは異なった見解を持っている方です。

こんな様子はいつものことだと思われる方と、私は緊張していないのになんで犬にストレスがかかるっていうの?と思われる方がおられます。


ご自分では気がつかれていないけれども、かなりストレスを抱えてらっしゃるという自覚のない方がおられます。

過度の反応も困るのですが、お気付きでない方にもっと客観的になって自分を見ていただくようにするのは、なかなか難しいものです。


ゆずママさんは、とてもご自分を客観的にご覧になっていて、気付いてあげれなかったことをとても後悔しておられました。

飼い主としては、素晴らしいと私は思います。


ぜひ、体調を整えて再度チャレンジなさって下さいね。

ただし、無理を決してさせないように注意なさって下さいね。


中には、会場に来てまでテストの練習を過度に続ける方がいらっしゃいます。

犬にとっては最悪なのではないでしょうか?


テスト前まで必死になって練習しなければならない状態だと私の経験上、受かりません。

テスト会場では、お互いの緊張を解きほぐすくらいのことだけで、それ以前のことは、テストを受ける前にしておかねばならないことなのです。

準備不足だと思ったなら、場慣らし程度の気持ちでお受けになる方がいいと思います。


私への心使いまでしていただいて、本当にありがとうございました。
ジャッジの仕事は、本当に神経的参ります。

受験なさる熱心な方たちをみんな合格にして差し上げたいと心から思っているのですが、テストのレベルを下げる訳にはいきません。

受ける方たちは、難解なテストだからこそ頑張っておられるのですから。


でも、一生懸命に頑張っている方に不合格を告げるのは、本当に辛いのです。

そして、テストを公正できちんとしたものにする責任をジャッジとして感じておりますので、それを全うすることしかできません。


そんな私の葛藤を見抜いて、励まして下さって、本当に感謝いたします。