返信する: 笠木恵子から
- Re: : : 座学参加ありがとうございました
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2010-8-1 21:28
- ショコラさん
最後に映像の不手際があり、大変ご迷惑をおかけしました。
無事にお帰りになられたのですね。
長時間に渡り熱心に参加していただきありがとうございました。
アニマルコミュニケーションを含む、スピリチュアルなお話は、なかなか伝えるのが難しく、間違った解釈をされてしまうので大変なのですが、今回は先週のセミナーの報告から入ったので、きっとみなさまにも受け入れがよかったのではなかったかと思っております。
ご質問の件ですが、行動的に見ると単に元気の良い犬の捜索作業ですが、心を見てみると他の犬と違い気持ちに穏やかなというか余裕すら感じる落ち着いた行動だったと思いませんか?
やるべきことなど飼い主は何一つ伝えていないのですよ。
だから、やるべきことを飼い主から出されたとは犬は思っていないのです。
犬は、自分に何も告げずにいなくなった自分のリーダーを自分の鼻を使って場所を探し、飼い主からの情報が伝わるところに自分の意思で行っただけなのです。
他の犬の中にも、いなくなった飼い主の姿を求めていた犬はいましたが、軽いパニックを起こし、心に平静さがなかったので飼い主の匂いなどない先へどんどんと進んで行ってしまい、ハッとわれに返り、道を戻る行動が多かったと思います。
そんな中で、あの犬だけは落ち着いて自分のすべきことを行っていたと
言ったのです。
今日のお話は、見た目に惑わされず、犬の心の中を見ることの大切さをお話しましたね。
生き物は、肉体(行動)と精神(考え)魂(気持ち)の3つを見なければ理解できないとシーザー・ミランは言っているのです。
行動の奥に隠れている犬の思考や気持ちを目ではなく心で見ることができれば、シーザー・ミランのしていることなど特別ではなくなるのです。
昨日も生徒さんの犬に私がしたことを乱暴な行為と見た人もいましたが、犬の反応を見れる人なら違うとすぐにわかったと思います。
犬は、決して「コワイ」「イヤだ」「腹立つ」などのマイナスな気持ちにはなっていませんでした。
「失礼しました」「ごめんなさい、悪ふざけが過ぎました」という返事をくれました。
わからない人に誤解させるという言い訳を私は使いたくありませんでした。
私が伝えたいと思ったことがすぐに誰にでも伝わるなどと思っていません。
でも、少なくとも犬たちは、私に対してきちんとした関係を要求されていることは理解できたと思います。
いつか飼い主がわかるまで私との関係で犬の強気な態度を抑制できるメリットを優先したに過ぎません。
ローレン先生から犬の心の持ちようを聞かされて、自分のすべきことをやり方をかえながら考えたいと強く思ったのです。
リスクばかりを恐れて、犬に見せなければいけない大切な関係の作り方を曖昧にしていたと思うようになったのです。
私がロングリードを持っていた若い訓練士に教えていたことを覚えていますか?
犬の心をもっと見ることを教えていたのです。
飼い主のマイナスなエナジーで屈折する犬の気持ちのエナジーを修正することが私たちの仕事なのです。
もっとじっくりと比べてもらうとわかりやすかったかも知れませんね。
観察する時にも、目で見たことだけでなく、犬の心の中ものぞいてみてくださいね。
また、わからないことがあれば遠慮なく言って下さいね。
難しいとは思いますが、心の窓を大きく開けて、犬たちの心からの声を聞いてあげる姿勢を持って、聞こえるまであきらめないで下さいね。