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Re: 私がシーザー・ミランに凝っている訳
投稿者: ルイママ@ゴールデン 投稿日時: 2010-8-6 6:44
先生のトピを呼んで‥初心を思い出しました。
単に動物が好きで、学校へ進学しました。
最初の辛い思い出は‥解剖学。目の前に茶色のモコモコした雑種が連れて来られて、可愛いな〜〜♪と撫でていると、「今から、この子を解剖します」と言われました。そのつぶらで、人間を疑わぬ瞳‥今でも忘れもしません。
自分たちの手で麻酔を投与する練習をし、放血殺(頸動脈を切って、血を出し切ります)を行いました。
当時は、保健所からの払い下げも行われており、その子は保健所から連れてこられた犬でした。
そしてもうひとつ。
先輩の研究の為に、群馬県の保健所へ着いて行きました。犬猫の血液を手に入れる為に。
殺処分前の多数の犬猫‥子猫は麻袋に入れられて。
大きな扉がガチャンと占められ、スイッチを入れられ‥。それだけでも十分にショックだったのに、処分後の死体を並べられて‥「どうぞ」と言われました。
何をするのかときょとんとしていると、「心臓から採血するように」指示されました。
掌に乗るような小さな身体‥もう無くなっているからと、ものすごく太い注射針を心臓に突き立てて。
人間に裏切られ、処分され‥無くなっても尚、こんな酷い仕打ちを受けるのかと。そして‥それをしているのは、まぎれもなく「私」だと。悲しくて、苦しくて‥そして何よりもそんなことをしている「自分」が怖かった。
将来は‥捨てられた犬猫の為に働きたい。もっと動物の事を知って貰いたい‥そう思って、「人と動物に共通する病気」を専門に選びました。
卒業後、希望とする保健所には就職できず、動物病院に就職しましたが‥合わなかった。そして、行動学を選んだんです。
飼い主の手を噛み12針もの怪我を負わせた柴犬に合いました。
怖々でしたが、「どうしたの?何が嫌なの?私はあなたに何もしないよ」を一生懸命に伝えながら、近寄りました。背後から飼い主さんが「噛まれます!気を付けて!」と叫んでいました。でも‥その子はすり寄って‥「私を撫でて。もっと人と接触したい。もっと私を分かって」と。
繋がれっ放しのボーダーコリーにも会いました。飼い主が何度も噛まれています。「首輪からリードが離れてしまったので、付けて欲しい」という依頼でした。
飼い主の姿を見ると、猛烈に攻撃態勢になるからと、私が家に着くと飼い主は出て行かれました。
どれほど危険な子かと思っていましが、身体を地面にこれでもかって伏せて「私に痛いことをしないで!でも撫でて!」と仰向けになり、すり寄って来ました。
「人間が怖い?大丈夫だよ‥痛いこと何もしないよ」を伝えました。首輪を握ることも、素直に許してくれました。
どちらも‥「躾」の為に、体罰を受けていた犬です。
「犬」を知っていれば‥こんなことにはならなかったのに。
もっと犬の感情を読み取って、正しい対応法を知っていれば。
GCTを受けていた過程で、ルイはするべきことが分かっているのに出来ない。しない。「人間の感情」の重さ‥を痛感しました。
いかに「穏やかで毅然としたエネルギー」を出すことが必要であるか、そしてどれほど自分をコントロール出来ないかを知りました。
犬達のシンプルで素直な表現を‥時に怒りの感情でコントロールしようとしてしまいます。
学習理論も、トレーニングテクニックも少しずつ習得して来ました。でも‥まだまだ犬の瞬間的な表現に気付けなかったり、気付いていても私の勝手な意思を伝えようとしてしまったり。
課題は山盛りです。
でも‥とても楽しいのです。
GCTの呪縛から解放されて‥素直に犬達と向かい合える。
そしてまた悩む。
去年は必死になってたフリースタイルの練習。去年よりも、ルイはとっても楽しそうです♪
私の出来ることは小さいけれど‥それでもなんかあ広がっていく兆しがあります。先生、どうぞこれからもご指導宜しくお願いします♪