返信する: 笠木恵子から
- 明日は、出張レッスンですよ〜
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2010-11-13 9:37
- 明日は、備前のラブドッグスクールの所長さんで、私のトレーニングの師匠でもあります偉大な先生から直接教えていただける貴重なイベントです。
訓練士さんは、色々と誤解されていますが、私が訓練士さんとインストラクターの違いを語る時に、いつも言うのですが、訓練士さんは、犬に重点を置いてトレーニングを考え、インストラクターは、飼い主さんに重点を置いてトレーニングを考えることだと思います。
訓練士は、基本的にたくさんの犬のトレーニングを行います。
トレーニングだけでなく、飼育に関しても預託という預けるシステムで飼い主から愛犬を預かって、訓練所でトレーニングをするので、かなり詳しくなります。
また、預かった犬に問題が発生すると責任も問われるので、管理もきちんとしています。
それに比べ、インストラクターは、自分の犬をある程度にトレーニングすると資格が取れます。
もちろん、理論や飼い主の心理学などの知識については、たぶん訓練士さん以上に勉強していると思います。
でも、あのデルタのプロフェッショナルトレーナーのトレーニング基準という本の中にも、「プロになるためには、できるだけ多くの犬種についてのトレーニング経験が必要」と書かれています。
資質の良い犬をトレーニングしただけの経験では、問題を抱えた犬の飼い主の気持ちも理解できないように思います。
自分が問題を抱えた犬をトレーニングしてこそ、問題を抱えた犬のトレーニングの難しさを実感できると思うのです。
問題だけでなく、生活することの難しさを理解できてこそ、飼い主を救う気持ちになれると私は思っています。
本で読んだ知識では、決して問題を抱えた犬を変えることなどできないのです。
犬の状態、飼い主の心理、家庭の環境など、たくさんの情報を得て、適切な方法を模索していかねばならないのですから。
とは言っても、訓練士やインストラクターにもレベルがありますから、一概に言えないのも事実です。
少なくとも明日、イベントに参加される方たちには、プロの訓練士の凄さと、その見習たちの努力に直に触れてもらえると思います。
カルチャークラッシュの著者、ジーン・ドナルドソン女史も「レベルの高いトレーニングする人の姿を見ることはとても参考になり、良いこと」と書いておられます。
オビディエンスという基礎をきちんとすることの大切さをぜひ学んできて下さいね。
そして、もちろん、行けなかった方たちのために、こちらにその感想をどしどし書き込んで下さいませ〜。
よろしくお願いいたしまーす。