返信する: 笠木恵子から
- JKC訓練試験練習会が無事終了しました
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2010-11-18 16:08
- 14日のラブドッグスクールでの研修と試験にご参加いただいたみなさま、本当にお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
みなさまが、訓練所というところや、訓練士さんに対しての正しい認識をしていただけたことはとても嬉しいことです。
警察犬の訓練士さんは、犬に厳しいトレーニングをしているというイメージが強くあって、彼らの凄さを知ってもらいたいと思っていました。
何より、プロの実力を知ってもらうことで、簡単にトレーニングを教えるなんてできないことをご理解できたと思います。
デルタのプロフェッショナルトレーナーの基準にも「たくさんの犬種でトレーニングする経験が必要」と書かれています。
また、「上司、関係者などの評価を得ること」とあるのですが、ライセンスだけにこだわって、お金を払ってライセンスを取って、それから全く犬のトレーニングの評価を誰からも受けていない指導者が大勢いるのも事実です。
訓練士さんが『なんちゃって訓練士』と呼んでいる人たちのおかげで、彼らが誤解されているというのは、なんとも皮肉な話です。
これも誰でも経験も技術努力もあまり関係なく、ライセンスが得られるシステムが問題なのかも知れません。
また、きちんとした評価の価値や、優れた先輩指導者への意識の欠如は、外国の情報に振り回されている人たちが大勢いるという現実的な問題でもあります。
私自身もまだ発展途上で、ラブドッグスクールの私の師匠のような方や同僚のインストラクターとの情報交換するなどの努力が不可欠だと思っています。
みなさんの熱心な研修姿勢は、私も同じであるということです。
ちょっとみなさんとは立場の違いがありますが、今回、たくさんのカリキュラムの見直しを検討しなければならないと思いました。
それでも、みなさんの進歩に感心しています。
今回は、残念ながら参加できなかった方もぜひ次回、12月に参加なさって下さいね。
今回、フードに頼らず、飼い主さん自身が愛犬を喜ばせることができるようになることという課題をたくさんの参加者の方たちが課題にされておりました。
単にフードを減らすのではなく、フードの代わりになる犬の喜ぶものを飼い主自身が持つことが関係作りの上からも重要であり、テストや競技会などレベルアップの必要なところでは不可欠な要素なのだとご理解いただければ嬉しいです。
プロの技術を実際に見て、参考にしていただくことが目的でもありました。
スタッフの若い女の子がどれだけ苦労して、プロになって行くのかを見ていただければ、指導者の経験の重要性を理解し、ご自分が私や所長さん以外の方から指導を受ける時の選択基準になると思います。
参加されたみなさまが所長さんから課された課題をどのように受け止め、進めて行くかを楽しみにしています。
もちろん、みなさまのおかげで当スクールの新たなるカリキュラム編成も楽しみにしていて下さいね。
ラブドッグスクール所長さん、スタッフのみなさん、本当にいつもありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。