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関東東北大地震被災された方たちへ
投稿者: little-K 投稿日時: 2011-3-23 12:00
大変遅くなりましたが、この度の関東東北大地震において、被災されたみなさま、そして怖い思いをした動物たちに心よりお見舞い申し上げます。


連日の報道を見ていて、自分が被災した時の状況が今もなお自分の記憶の中に生々しく残っていることに驚いています。

目の前で亡くなって逝く方たちに何もしてあげられない自分の無力さに心を痛め、飼い主を探しているかのように道路をうろつく犬たちにも何もしてあげられなかったことを今でも後悔している自分がいます。


たくさんの友人の安否を心配し、人づてに情報が入ると胸をなでおろしています。


電話したい気持ちを自分が被災した時に、ありがたかったけれども対応に追われてしまったことを思うと、なかなか連絡することがためらわれ、教えてもらえる情報を頼りに安心しています。


震災1週間後に、大変お世話になっている獣医さんに、阪神大震災の経験からの情報が欲しいと呼ばれて、結局、思い出話になってしまってました。


私が痛烈に覚えているのは、早い時期に動物たちの救護活動を始めた時に、「人間さえ大変な時に動物のことなどいうな。先に人間だろう!」と被災者の方の心を傷つけてしまったことです。


確かに、まず人が落ち着かねば動物たちの受け入れをするだけの心の余裕が被災された方たちにはありません。

当然、ご家族を亡くされたり、自宅を失ったりしているのですから。


私も被災者として1番辛かったのは、被災して傷ついている自分の心に土足で平然と入ってくるような無神経な人たちの言葉でした。


さも、「人助けしているんだから」という姿勢だったり、「助けてやってる」だったり、「いいことをしている自分はエライ」の人がやたらと多くて悲しかったです。


私は、「必要だから手を貸して!」と誰かから言われるまで、待っていようと思っています。


それは、自分が被災した時に1番望んだことだからです。


そろそろ、助けを求める被災飼い主さんのSOSが私のところに来ています。

私のできる範囲で、そんな方たちをサポートできたらと思っています。


瓦礫の山の中から復興を遂げた神戸に生まれ、神戸に住んでいる私から絶望の中にいらっしゃる被災飼い主のみなさまに、心よりエールを送ります。


辛さを乗り切ると、震災前よりももっと動物たちとの距離が近くなっていることに気付くと思います。

どうか、動物たちから目を手を心を離さないでやって下さい。


動物たちは、助けてくれる人に運命をまかせるしかないのですから。