返信する: 笠木恵子から
- 第2回 青垣教室の報告
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2011-11-25 11:44
- 遅くなりましたが、青垣教室にご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした。
おそろしく寒いコンディションでしたが、みなさまお体は大丈夫でしたでしょうか?
犬たちがたくさん集まっていたので、予想していたように小さな小競り合いが何度か勃発していました。
犬たちが群れになると不安な感情を持った犬、興奮した犬は、全体から攻撃されるので問題が大きくなるまでに抑えてしまわないと集中砲火を受けた犬の命にかかわります。
青垣教室は、犬たちの本音を聞くことが目的に行われています。
飼い主よりも犬たちとのコミュニケーションを楽しむ犬もいれば、環境刺激の中で好奇心を満たそうとする犬もいましたね。
今回は、飼い主さんにいろいろとやっていただきました。
犬たちがそのたびに反応していく姿を見てもらえたでしょうか?
特に飼い主さんにエアドッグと楽しそうにしてもらったとたんに犬たちの小競り合いが勃発しました。
飼い主の楽しい雰囲気で犬が興奮したのです。
無視した方が問題が起きませんでした。
飼い主が呼び戻しても知らん顔する犬も、喜んで飛んで行く犬もいました。
全て犬たちからのメッセージです。
その犬たちのメッセージを考えず、「なぜ私が呼んだのに来ないのだ。」と考えてしまっている飼い主さんもいました。
青垣教室では、「呼んでも来ない訳は何だろう?」と考えて欲しいと思っています。
犬の行動には、犬の気持ちやメッセージがこめられているのですから。
自分の要求ばかりを見ていないで、犬からの返事をもっともっと注意を向けてみるようにしてほしいと思います。
今回、集中砲火を受けた、ココちゃん、ライムちゃん、かわいそうと犬に同情しないで下さいね。
いつも言っていますが、犬の感情の中には「同情」はありません。
単に弱い感情と犬が受け取ってしまう可能性があります。
もっと愛犬から信頼を勝ち取れるように、自信を持って、愛情と威厳を兼ね備えた飼い主となって下さいね。
今回、田んぼに逃げて、自由を満喫しようとしたたんぽぽちゃん。
これは、たんぽぽちゃんがどれだけ自分を出せずに我慢してきたかを訴えているのです。
お仕事で犬のために時間がさけないことは、犬には理解できません。
どうか犬の本音を受け止めてあげて下さいね。
たんぽぽちゃんとは違った行動で飼い主からの自由の束縛を不満に思っていると訴えた犬たちがいました。
犬のためにと思っていても、犬にとっては大きなお世話になっていることもあります。
それが苦痛にすらなることをぜひ意識して、たまには犬に自分を表現する機会を与えてあげて、犬の本音を聞いてあげてください。
犬になんらかの変化があり、少しでも不安を感じている方は、ぜひご相談下さいね。
私は、たくさんのおいしいお惣菜をいただき、本当に助かりました。
ここみちゃんママ、デュークママ、本当にありがとうございました。
差し入れをいただいたみなさんも本当にありがとうございました。
日曜日の座学で参加者のみなさまといただきます。
ぜひ座学にもご参加下さいね。