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返信する: 笠木恵子から



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飼い主と愛犬
投稿者: little-K 投稿日時: 2012-3-20 18:27
このところ、飼い主さんからのSOSを受けて、ご自宅まで相談に乗りに行く機会が多くなりました。


どのお家に伺ってお話を聞いて、様子を見せていただいても飼い主さんの苦悩の裏に、ワンコたちの苦悩が見えてきました。


連続して攻撃性の問題を抱えたワンコたちに会ってきましたが、みんな自分で群れのために頑張らねばと無理を重ねてしまい、心がいっぱいいっぱいで余裕のなくなったワンコたちでした。


このところ、犬との関係について誤解が生じているように思えてなりません。

犬の暴君になって強制的に犬に何かをさせることは私も反対です。


でも、テンプル先生も書いていらっしゃいましたが、「オオカミに順位制などない」ということを「リーダーなどいらない」と誤解してしまったように思えてならないのです。

テンプル先生は、「群れは家族である。だから互いに順位を決めるようなことは必要ない。」と言っているのです。


「親は、初めから親だから」という大前提があるのです。

本当に飼い主さんが愛犬の親の存在になれているのかが問題です。


このところ、自分の心の癒しのために犬を飼う人が増えているという人がいます。

親が子から癒してもらう?

癒してもらうこともあるでしょうが、親は子供を守る存在です。


子供である愛犬を心も安心できるように守ってあげている飼い主でなければテンプル先生のおっしゃる関係は作れないと思ってしまいます。

犬に頼り、守れていない飼い主さんたちに、私は「愛犬のためにもっと頼りがいのある飼い主さんになって下さい」と伝えることはできると思っています。


攻撃的になった愛犬を怖がって何もできずにいた飼い主さんに、「あなたの犬は自分の心の不安を抱えて、自分が飼い主のために頑張らねば!」と無理をしていることを実際に見てもらっています。


私がワンコに「もう頑張らなくてもいいよ。私が守ってあげられる」と伝えると、あれだけ荒れていたワンコたちがホッと安心した顔になるのです。


ワンコに理解してもらうためにできるだけワンコの会話に近い状態で行うので、少し乱暴だと思う飼い主さんもいらっしゃいますが、ワンコたちのリラックスした様子や安心した顔を見られて納得していただいています。


時々、ワンコの悲しげな顔を見ても理解できないで救ってあげられない飼い主さんや、甘やかして「私は良い飼い主」と自己満足に浸ってワンコのイライラをどんどん増やしている飼い主さんを見ると辛くなることもあります。


でも、少なくても頼って下さる飼い主さんのためにワンコの気持ちを伝えていけるように、これからも頑張っていけたらと思います。


愛犬に癒されたいなら、まず先に愛犬を癒してあげて欲しい。

愛してほしいなら、まず自分から愛さなければ愛されないのと同じように。