返信する: 笠木恵子から
- Re: Re: 無事に座学を終了しました!
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2013-7-27 7:28
- マリアママさん
そうですね、今、流行りのフレブルは、きっとたくさんの遺伝性疾患を抱えているのでしょうね。
本当に怖いのは、人が見かけや、他人と違うことを犬に求めることです。
これは、心理学の中で常に言われている事実です。
珍しい個体に自分のエゴが満たされるので、その個体が抱える問題が無視されたり、軽視されたりするのです。
オオカミ犬もその代表です。
アメリカでは、オオカミ犬が流行り、大きな問題になりました。
遺伝性疾患も問題ですが、野生との交配は、大きな危険をはらんでくるのに見せかけのカッコよさだけで、犬のことも、もちろんオオカミのことも何一つ知らないで飼うのです。
私は、この仕事を始めた時から、「飼い主教育」について常に考え続けてきました。
同業者で同じように考える人は、たった一人しかいません。
けっきょく、マリアママさんのような愛犬と本気で向き合う飼い主さんに理解を求めて、そして伝えてもらうしかないのかと思っています。
ご主人との愛犬をイギリスからとの夢を打ち砕くような現実をお見せしてしまい申し訳ありません。
イギリスでは、日本人に犬を売ると犬種クラブをやめさせられるところもあるんですよ。
「日本人は、きちんと犬を飼えないレベルの低い人たち」と思っていたとクラフトで知り合ったイギリスのトレーナーに言われたことがあります。
このビデオでイギリス神話は、崩壊してしまったかも知れませんね。
でも、イギリスで犬のために、この問題に立ち向かっている人たちがいることも事実です。
犬たちのために、飼い主さんたちのために、地道に頑張る人たちは、イギリスにも、私たち日本人にもいると私は思っています。
大変だと思いますが、どうかお力を貸していただけたら嬉しいです。