返信する: 笠木恵子から
- 犬が殺人道具に?
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2014-4-14 21:30
- 先日、ケーブルテレビでアメリカの番組「犯罪の裏側」というので、カルフォルニアで牢獄にいるギャングと弁護士夫婦が凶暴な犬を輸入し、繁殖をしようとしていて、同じアパートの女性を犬が襲い、咬み殺す事件をやっていました。
土佐犬のような大型犬で、飼っている弁護士の夫も自分の犬に指を食いちぎらる大けがをしているし、30人以上の被害者が出ていて、愛犬のマリノアを目の前で咬み殺された人もいました。
その弁護士夫婦は、自分の愛犬があまりにも凶暴であるために安楽死になったことを嘆いても、自分の犬に咬み殺された女性に対してなんのお詫びの気持ちもないだけでなく、ギャングとの手紙の中で「ねずみのようにビクビクした女」と書いていたのです。
裁判は、犬をピストルのような「武器」とみなして、2級殺人として妻を、共謀罪として夫を起訴していました。
犬がピストルと同じ?私は、見ていて腹立たしさを通り越して、悲しさを感じました。
飼い主の夫婦は、犬をかわいがっていると言っていましたが、どう見ても自分を強く見せる道具にしているだけだと思いました。
攻撃的で粗暴な犬を他人が怖がるのをみて、自分を怖がっているのだと思い、自分の力が示されるなんて考える人がいるのだと思いました。
この弁護士夫婦は、犬をかわいがっているのではなく、道具にしているだけだと思います。
でも、自分たちはかわいがっていたと裁判でも訴えていました。
社会的な愛犬に対する印象も何も考えてはいないですし、そんなにかわいがっていたなら、飼い主の指を食いちぎるなんて行動をするとは思えません。
攻撃性の高い犬をそのままにして、なんの策も講じず、そのままにして他人に迷惑をかけ続けて、トラブルになると殺人罪にまで問われるということ改めて意識しましたが、犬にはなんの問題もないと思います。
野生のライオンにでも人に手をかけたり、爪をたてたりしてはいけないと教えられると別の番組でもしていました。
人が飼い主としての責任をどれだけ果たせるかで、犬が凶器と判断されてしまうのです。
そして、犬は命を取られてしまうのです。
飼い主の問題のしわ寄せで犬は命を失うのです。
犬の犠牲になったと言われた隣人も私から言わせると飼い主として不適格な人の犠牲になったとしか思えません。
きちんとした飼い主なら愛犬が問題を起こさないように管理するからです。
犬の勉強する人たちがありがたがるアメリカで起きていることです。
都会のアパートで起きた悲劇ですが、犬のこととして考えると二編の方がよほど管理できていると思います。
狭いアパートで凶暴な大型犬を飼う人はいませんし、そんなことをするとすぐに問題になりますからね。
でも、飼い主教育が進んでいない日本では起きないとは言えません。
考えなくてはいけない問題だと思います。