返信する: 笠木恵子から
- Re: 飼い主の責任ー管理
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2015-4-24 13:22
- PONさん
お返事が遅くなってすみません。
まず、大変でしたね。
ケガの具合はいかがだったのでしょうか?
お話を見ていて、アメリカの事件を思い出しておりました。
ケーブルテレビでマンションの隣の部屋の女性を弁護士夫婦が飼っていた闘犬が廊下で襲い噛み殺した事件の裁判で、飼い主の弁護士がお書きになっていた相手の方と同じようなことを言っていました。
犬を拳銃のような凶器とするかが争点で、2級殺人で有罪になっていましたね。
本当に考えられない、理解できないような考え方をする人がいるのだと思っていましたが、どこにでもいるのだと改めて思いました。
有名な作家さんが事件を掘り下げてレポートしていて、日本でもこんな風に犬の問題を真剣に受け止めて放送してくれたらと思ったのです。
飼い主の問題は、単に飼い主だけのことではないと思っています。
これは、行政、そして指導者の問題でもあります。
きちんとした飼い方や犬への理解を深めることができれば、そんな飼い主は肩身の狭い思いをするはずです。
けれども、指導者も単に飼い主さんを喜ばせようと集客のことばかりに気を取られているところが多いと聞きます。
犬への正しい理解と接し方の問題を提起してレッスンを行っているところがどれだけあるかということですよね。
実際に指導者に対しての規制はないし、実態把握すらできていないと思います。
これでは、飼い主がモラルや犬への理解ができるはずがないと思ってしまいます。
ましてや関東に比べて関西は飼い主のモラルか低いと言われています。
これは言い直せば指導者のレベルが低いと言われているように私には思えます。
行政も「終生飼育を飼い主さんに伝えて」と業者の義務研修で言いますが、具体的に何をどうすればいいのかの指導や提案など一切なしです。
これでは、末端の飼い主に何も情報がいかなくてもしかたない状況なのではないかと思ってしまいます。
飼い主さんを変えるには、飼い主さんと接触のある業種の人、トリマーさんや訓練の先生、獣医師などみんなで適切な情報を出すために協力し合わねばならないと思いますが、まだ日本ではそのような足場が作られていません。
せめて、こうして起きていることを伝えることから始めていかねばならないのではと思います。
辛い経験をお話し下さって本当にありがとうございました。
また、よければいろいろとお聞かせ下さいね。
私の相棒のシェパは、今年11歳です。
あとどれくらい彼と過ごせるのかと思って、できるだけ楽しい日々を送りたいと飼い主として、ドッグトレーニングの指導者として常に考えて、努力を続けて行きたいと思っております。