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チームワークと関係作り
投稿者: little-K 投稿日時: 2008-9-23 16:31
今回のイベントでも、前の私が留守の間のクリッカーのイベントでも周りの方から「マイドッグはチームワークが良いね。」との感想をいただきます。


確かに、経験のある私と計画性のある事務長と、理解のある生徒さんたちの集団ですから、まとまっていると私も思います。


でも、それだけでまとまっているのでしょうか?
いいえ、そうではありません。

それぞれが好き勝手なことを思ったり、言ったりしていては決してまとまらないのです。

自分のすべきこと、自分の仕事を理解し、それをすることに責任を持てば集団で何かをすることは決して難しいことではありません。


しかし、それもきちんとしたコミュニケーション抜きにはできないと思います。

そして、リーダーになる人は1つのこと、1ヶ所だけを見ていてはダメだということです。

広い視野で周りを観察し、すべきことを把握し、そして指示を出す必要があります。


中には、全体を見ていて板ばさみになることも多々あります。
どちらに有利になるとか、不利になるとかの個人的な問題に頭を悩ませることもあります。


前に指導者の適正のようなお話をしましたが、指導者は常に全体をうまく流すことを優先して考えなければなりません。

その上で個人を尊重する必要もあります。


だからこそ、関係作りは重要な要素です。
日頃から関係作りをしっかりしておけば、いざと言うときに役に立ちます。


しかし、関係作りも犬と人では異なります。
犬は、人よりも正直ですし、裏や建前もありません。


人間はややこしい感情というものがあります。
「誰の味方をした」とか、「してくれなかった」とか、「私が1番信用されている」とか、「誰かよりも評価がいい」とかを自分で勝手に思い込むのです。


私がテリー先生から習っている時に、テリー信者と呼ばれる集団がありました。
「とにかくテリー先生に自分を売り込まなくては!」と思って行動する人たちのことでした。

この人たちは、自分のことしか考えていませんから、チームワークもへったくれもありません。

それどころか、誰かが自分より優遇されていると思うと、その優遇されていると思い込んだ人を攻撃するのです。


ある友人に「それは女同士によく起こる縄張り争いだろう?」と言われたことがあります。


そんな経験から私は常に仲間意識を生徒さん自身が持ってくれるように横のつながりを大切にするような教室の展開をしてきているつもりです。

私が特別な存在ではなく、みんなで集まる中心の役目を果たしているのだと思っているのです。


もちろん、私自身も生徒さんたちよりもたくさんの知識、情報、そして上をいく技術を維持しようと努力していますし、経験は決して生徒さんたちには越せるものではありませんから、より良い経験を積んで行きたいと思っています。

私が見本を見せることで、みなさんの羅針盤になればと日々の努力を重ねているのです。


指導者になるということは重大な責任を肩に背負わされるということです。
ただ、先生と呼ばれることが目的の人もいます。
自分の技術を他人に見せびらかしたい人もいます。


相手を見た時に、その人に周りの人が見えているのか、周りの人のことを少しでも考えているのかがわかれば、その人がチームワークを取ろうとしているのか判断がつきます。


チームワークは、そんな「一人は、みんなのため、みんなは一人のため」の精神がなくては築けないものだと思います。


マイドッグの結束がうらやましいと言われたことがあります。


これは、生徒さんたちがこの「一人は、みんなのため、みんなは、一人のため」の精神で助け合って、差さえあっているからこそだと思います。


私は、そんな仲間をいつも誇りに思っています。