返信する: 笠木恵子から
- 犬のため?自分のため?
- 投稿者: little-K 投稿日時: 2008-10-31 22:02
- 先日、CAPPの大先輩から、この間の活動でハナが利用者さんに取り込まれ?てしまい、私から離れるアクシデントについて対応の方法を考えるように指摘されました。
ハナは、チワワで小型犬なので活動中、けっこう利用者さんの人気があり、一人の方が独り占め状態になることが多く、毎回、どうやって移動するかを考えるのに苦労していました。
今回は、完全に利用者さんにハナを取られた形になってしまい、正直焦ってしまいました。
部屋に入っての出来事で、同室の方に自分で見せてあげたくてだったのですが、気分を損ねないようにしてハナを奪い返すのに私は言葉を捜すのが精一杯でなかなかうまくできず、先輩にハナに負担が大きくなってかわいそうだと叱られてしまいました。
ハナは、他人に触られること自体はそんなにマイナスな要因ではないのですが、好きな人とそうでない人で彼女のストレスの掛かり方が大きく違うので判断が難しいのです。
今回は、活動の最初に職員の方から部屋に呼ばれ、ハナのファンの利用者さんが寝込んでいて、傷口の治療をする間、気をそらすのにハナを使いたいと半ば強引にハナを利用者さんに押し付けるようにされてしまい、これも断りきれずにハナに無理をさせたので、その活動の後にハナが私をずーっとにらんでいました。
犬に自分のやりたいことを手伝ってもらう時に、いつも私は考えてしまいます。
犬はやりたくてやっている訳ではない、私の押し付けになっていないだろうか?と。
今は亡きネイトも私が指導者として勉強している間、無理をさせてしまい精神的、肉体的にもかなり辛い思いをさせてきました。
ネイトが年齢よりも年老いて見えるくらいに疲れさせてしまい、申し訳ない思いで胸が痛くなったことを思い出します。
けれどもどんなに体が辛い状態になっていても、ネイトは私と一緒にいることを選んでくれたのです。
犬に判断させることは不可能なんだとその時に思いました。
私自身が判断せねばならなかったのです。
今、自分が犬としようとしていることは、もしくはしていることが本当に犬のためなのだろうか?それども自分のために犬を犠牲にしているのではないか?という疑問を常に胸にかかえてやっているのかも知れません。