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指導者の憂鬱
投稿者: little-K 投稿日時: 2009-5-13 11:50
「バカな犬はいない。バカな飼い主はいるけど」と偉そうに言ってきた私です。

私は、犬との関係がうまくできない飼い主さんを強く責める指導者の1人です。


犬に携わる仕事をしてきて20年近くになります。
たくさんの飼い主さんとワンコのペアを見てきて、ほとんどが飼い主の無知や思い込みが原因で問題が起きているというものばかりだったからです。


でも、飼い主さんのほとんどは確信犯ではないのです。
自分なりに精一杯に努力してきてのことなのに、そんな飼い主さんに「あなたは自分のことばかり考えている!ちっとも犬を理解しようとしていない!」と責めていたのだと思います。


飼い主さんに振り回されて、混乱して、ストレスをためている犬たちを救いたいと思う強い思いからのこととだとはいえ、それでは飼い主さんは救えないのです。


それどころか、飼い主さんの心を傷つけてしまっていたのです。

犬も飼い主さんも両方救わなければいけないのに、犬を救おうという思いだけで、ちっとも飼い主さんを救えないだけでなく、飼い主さんの心を踏みにじっていたのかも知れません。


いくら話しても自覚してくれない飼い主さんは、思ったよりもたくさん存在します。

どんなに努力してもちっとも変わらない飼い主さんを見ていると、ワンコの苦悩が胸に痛いくらい伝わって、つい感情的になったり、自暴自棄になったりします。


指導者といえども聖人ではありません。
生身の人間です。

犬の好きなただの人に戻りたいと思うこともしばしばあります。


勝手に聖人のように祭り上げられて、普通の人としての言動を激しく非難されたこともあります。

飼い主さんが作り上げた素晴らしい人物という印象を思いっきり崩してしまいたいという衝動にかられることもあります。


それでも、「不幸な犬、不幸な飼い主さんを減らすためにできること」をもう1度心に描き、そのためにがんばらねばと思うのです。


飼い主さんを犬たちのために良い飼い主に変えてあげたいという強い思いだけが今の私を突き動かしているのかも知れません。


くじけそうになる私を「先生!こんなにいい子になりました!」と嬉しそうに我が子自慢してくれる飼い主さんが救ってくれます。

「うちの子がかわいくて、愛しくてたまりません。」と言ってくれる言葉で私は救われているのです。