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カンファレンス報告つづき

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カンファレンス報告つづき     by little-K

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2009-10-6 21:40
今回、海外からの講師は、キャシー・スダオ先生以外にペンシルベニア大学のジェームズ・サーぺル先生、カナダのジェニファー・メッセ先生でした。

キャシー先生は4日間完全に聞かせていただいたのですが、他のお二人の先生のお話も少しだけ聞かせていただきました。


ジェームズ先生は、犬の行動評価方法を規格化する過程を紹介し、犬の行動問題の広がりと深刻さの一因となっている環境的、遺伝的要因をより深く理解するために、どのように評価方法を用いればいいのかを説明して下さいました。

ジェニファー先生は、パピートレーニングについて色々なお話をしてくださいました。


そして、キャシー先生は、1日目は、問題行動の3つの症例、2日目は、正の強化:フードを越えるもの、3日目は、リードを引っ張る攻撃性を古典的条件づけで解決する、そして最終日には、トレーニングの重要なコツトップ5という内容でお話をして下さいました。


問題行動の症例を話して下さる時には、飼い主さんへの配慮をどれだけしなければならいかを丁寧に教えて下さいました。


飼い主さんの相談に乗っている時には、トレーナーになって話してはいけないと言っておられました。
自分がやればすぐに直せると思っても、飼い主さんにさせるべきだと、飼い主さんの力で解決をはかることが指導者としてすべきことなのだとおっしゃっておられました。


このことは私もいつも気をつけているところですが、つい犬のことに気をむけてしまうと飼い主さんを無視してしまいそうになります。

リードの両端が良い方向に向くようにすることが大切だということを忘れないようにしなければと思いました。


特にここでは、トレーニングの重要なコツトップ5を紹介しようと思います。


まず1つ目は、フードを有効活用すること。
フードは簡単に手に入るものではないと犬に教える。
フードは何かしないとあげない。
定期的に食器からフードを与えるって、犬に教えるチャンスをなくしていると言える。

パティ・ルーサーの言葉
犬が自分を尊敬するなんて気にならない。
お腹がすいている犬が欲しいものは私が持っていることを犬たちが知っているということだけでいい。

ただ、健康面の問題が生じないように獣医師に確認すること。


2つ目は、チョイスポイント

動物が選択できる状況を作る必要がある。
選択肢を見極めるところに力をそそぐ。
犬が正しい選択のできるような環境を設定する(作る)。
犬への導き方は、積極的でなく、消極的な操作で。


3つ目は、限界を越える域値の設定ができる

生活面の全てにおいて域値を越えないようなトレーニングする。
悪い行動が出ないように管理する。
トレーニングセッション以外でその行動が出るような状況を作らない。


4つ目が,合図は強く効果的に

合図には、犬は即座にハッピーに従うように教える。
犬が行動を確実にわかるまで使わない。
犬にとってはっきりしたものであるべき。
合図の後に罰は絶対に与えない。


5つ目は、強化子と罰子は、はっきりと分ける。
多くの犬は混乱している。
ごほうびの後に悪いことを出さないように。ごほうびのパワーが落ちる。


以上です。

私なりの話を加えて、またセミナーでお話できればと思います。
まずは、自分で考えてみて下さいね。

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