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Re: GCT神戸会場の報告

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Re: GCT神戸会場の報告     by little-K

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2010-5-28 7:08 | 最終変更
ルイママさん


本当に長い道のりでしたね〜。


でも、どうすれば私が求める理想の形になるのかを常に考えさせてもらえる、とても良い機会をルイちゃんとルイママさんから頂けた気がします。

だんだんテストを受験することに対して嫌になって行くルイちゃんに、楽しい気持ちを持ってもらえるようにするには、どうすればいいのかを一緒に考えてきましたね。


途中で、ルイちゃんの音に対する反応、見慣れないものへの反応の大きさに気付いたことも大切な要素でしたね。

その恐怖心をいかに軽減するのかも課題のひとつでした。


山積する課題に犬と向き合って解決しようという意識を持つ力は、やはりどれだけ犬との絆を結べるかにかかっていると言っても過言ではないと思います。

どんなに困難に思えることでも、前向きに立ち向かえるような飼い主の心の強さが必要なのです。


最近、受験されている方の中に犬の抱えている問題がテストにマイナスだと思った時に,2通りの考え方に分かれることが気になっています。


ひとつは、問題を解決することを優先し、テストでは、その問題が出ないようにトレーニングを重ねて安定させて受験しようとするという考え方です。

もうひとつは、いかにテストの時に、それがジャッジに見つからないように取り繕ってごまかすかばかりを考える考え方です。


この飼い主のスタンスの違いは、決して飼い主自身の問題ではないと私は思います。

飼い主を指導している指導者の意識の問題であると思うのです。

悲しく情けない気持ちになりますが、ほとんどが指導者のサポートの仕方に問題があってのことであるように思います。


テストを受ける意味を飼い主さんに考えていただくこと、犬にできるだけ負担をかけないように努力することをサポートして差し上げれば、ルイママさんのように自らの力で解決してくれるのです。


合格なさった方たちから必ず言われるのは、「先生のおかげです!」ですが、それは間違っています。

合格できたのは、飼い主さんがどんなマイナスな要素もプラスに変えて、愛犬と向き合ってひとつひとつの問題をクリアーしてきたからに違いないからです。

私は、そんな飼い主さんになっていただけるようにお手伝いをしたに過ぎません。


また、不合格になった方が必ず言われるのは、「先生の顔に泥を塗るようなことになり、申し訳ありません。」ですが、それも間違っています。

私はそんな風に思っていませんし、先ほども言いましたが、課題を見つけたら一緒に考えることだけしか思っていません。

不合格になったことは、決して恥ずかしいことではありませんし、悪いことでもありません。


そもそもテストを何のために受けるのですか?
自分と犬とが培ってきたトレーニングの結果を客観的に見てもらうためではないのでしょうか?


ルイママも書かれていましたが、何かの課題のために必然的に合格しなければなんて考えていると決してうまく行きません。

たとえ、その課題でするにしても、クリアーするためには、ひとつひとつの問題を考えて乗り越えて行く努力なくしてあり得ないと思います。


失敗したら原因を考えて、その失敗を起こさない方法を考えることで失敗を防げます。

そうやって安定させて行くのです。


そう考えると失敗は、成功の元なのです。

言い換えると、不合格は、合格の元なのです。

この言葉の正確さは、ルイママさんの言葉を見ればお分かりいただけると思います。


苦労して合格した人たちの声をぜひ参考になさって下さい。
きっと次のチャレンジの参考になると思います。


私がみなさんを合格させる訳ではありません。
ルイママさんが言っているようにたくさんの周りにいる協力してくれる仲間からの手助けで合格するのです。


ルイママさん、ルイちゃん、本当におめでとうございます。
これからもルイちゃん、ノアルちゃんのために愛犬と向き合ったトレーニングを続けて下さいね。

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