Re: 勇気を出して！

ココママさんへ


今年初レッスンお疲れさまでした。
やっぱりみなさんの楽しそうな顔を見るのが私の生きがいなんだと思うばかりです。


私は、昔、自分と同じ犬好きが集まっているところだと思って
書き込みをしていたら、ある訓練士さんの取り巻きの集まりだったらしく、私の言うことが気に入らないと徹底的に攻撃を受けてシステムさんに私が注意を受けた経験があります。


人が考えることは、それぞれだし、どう考えてもその人の自由だと思っていたのに、その訓練士さんの言うことが絶対であり、正しいとする人たちがどうしても理解できませんでした。


他にも訓練の方法や、トレーニング哲学の違いから反目し合うだけでなく、批判してばかりの人たちを見ると悲しくなります。
人は、それぞれに自由に考えてよいのだし、何か正しくて、何が間違っているのかなど、それぞれが判断することだと思うのです。


ただ、社会的なことを考えると、自分の言葉や行動には責任が生まれます。
自分の言葉で、行動で誰かの自由を侵したり、傷付けてはいけないのです。

しかし、神様ではないので間違いや、失敗はあります。
もし、自分の言葉や行動で人が傷ついたと知ったなら、よく考えて訂正したり、謝罪したりして修正を図らねばなりません。


ここでは、自由に自分を出してもらいたいと思っています。
誰もあなたを傷付けたりはしない、ただ、もし客観的に見ていると、あなたの思っていることとは異なる考え方をする人もいるのだと知ることは、絶対にあなたのプラスになると思うのです。


ココママがおっしゃって下さっているように、犬という介在を得て、飼い主という立場を同じにする人たちが誰にも話せずにいたことを語れる場所になって欲しいと心から願っています。


しつけ教室では、犬のコントロールのためのノウハウしか話す機会がありません。
しかし、1番重要なのは飼い主さんの心のケアであると私は思っています。


教室でフォローできない飼い主さんの心をこの場所を使って
誠意を持ってやりたいというのが私の本心です。


時々、口の悪い生徒さんたちから、「笠木先生は、犬には絶対的に優しいけど、飼い主には厳しい。飼い主を泣かす。」と言われます。


犬がいる時には、絶対的に弱者を守る体勢なので、どうしても犬の方の肩を持ってしまいます。
飼い主さんには、キツイと言われても、きっと自分の犬を理解できるようになった時に、言われてよかったと思ってもらえると思っています。


犬がいないこの場所では、飼い主さんに寛容になれるのです。
さぁ、怖がらないでココママのように勇気を出してみて下さい。


そして、ココママ、決して新米ではありませんよ！
あなたは、立派な私のサポーターなのですから。
技術の高さや、犬のできなど問題ではありません。

どれだけ、犬のことを考えることができるか、まわりに対して自分の思いを伝えるアドボカシー派の人であるかということです。


このHPには、たくさんの専門用語や聞きなれない言葉が飛び交っていると思います。
もし、見ていてわからないこと、説明して欲しいことがあれば、
いつでも書き込んで下さい。

私だけでなく、それを分かっている人は、遠慮せずに応えてあげて下さい。


初レッスンでお話ししたように、当スクールの今年の目標のひとつは、飼い主さんどうしのコミュニケーションです。
スクールで、私から学び、愛犬から学び、そして飼い主仲間から学ぶのです。


そうすれば、たくさんのことが学べます。
自分が学んだことを求めているまわりの飼い主さんにぜひ伝えて下さい。

当スクールのモットー「不幸な犬、不幸な飼い主を少しでもなくすために」を今年もみなさんのお力をお借りして進めて行きたいと考えています。


ココママは、そんな私の大切な大切なサポーターです。
ありがとうございます。