犬との関係作りとストレスの関係

この間から犬のストレスについてのハンドアウトを出しました。
それは、「飼い主さんに犬のことをもっと理解してくれないと犬にストレスがかかることになるんだよ」と言うことを知ってもらうためです。


予想外だったのは、私の思惑とは違い、生徒さんたちが犬の言いなりになるような行動に出たことです。

犬にとってリードを引っ張られるということは、ストレスになるって言うと、リードを引かないようにするために、犬に合わせた歩き方になってしまっていました。


う〜ん、それを見た時に、トレーニングの経験の浅い方たちには、もっと丁寧にお話しないといけないと反省しました。

そうですよねぇ〜、どうすればいいかをわかってないんだから、トレーニングを学ぶ前のように犬に合わせるようになってしまいますよね。


私は、「そうかぁ！リード引いたら犬にストレスがかかるのか！それならリードを引かずに犬のコントロールしよう！」と思って欲しかったのです。

ハンドターゲットやルアーでもっと丁寧にコントロールしようと思っていただきたかったのですが、これは私の誤算でした。


犬のストレスには、過度な要求や環境の厳しさもあります。
これも誤解しないでいただけたらと思います。


過度な要求は、確かにストレスになります。
だから簡単なことだけ要求しようなんて思ってはいけません。、

だからこそ、丁寧に段階を追って教えようと思って、シェーピングつまり訓練計画をうまく作れるようになって欲しいということです。

ゴールを決めたら、そこに至るまでをよく考えて犬に分かりやすくする工夫をうまくすることで犬のストレスを軽減させることができるのですよっていう意味です。


人も犬もいろいろなことにチャレンジすることはとても良いことなんですからね。
楽するための言い訳にしないで欲しいと思います。


暑さ、寒さもストレスになります。
でも、過保護にする必要はありません。
それどころか、クーラー漬けにすると人間と同じです。
決して良くはありません。


ストレスを理由に犬の言いなりになってしまうと、関係作りは大きく道を逸れてしまいます。

あくまでも愛犬のために飼い主さんは、安心できて、信頼できて、快適な場所と思ってもらえるようになってもらいたいと思います。

ストレスのお話を読んでいるとうちのこがシグナルを出していたと思うのに、それに気付かず、自分がやりたいから、早く上級者の方々のようになりたい、カッコよくやりたいからヒールもきれいじゃないといや、いつもアイコンタクトするのよって眼力で訴えるようになっていき、自分自身も上級者の方々からの目に見えないプレッシャーや会話に緊張して、成績を気にしたり、していくと、気がつけばうちのこは少しずつガウガウするようになり、ちょっとじーっと見られただけでも攻撃的になるようになってしまいました。
自分も緊張してストレスを感じ、それがうちのこにも伝わりよりストレスをかけていたことに気がつくのが遅くて・・・
本当に馬鹿な飼い主です・・・
この攻撃性は治らないのでしょうか？

ストレスのことを知ってからはトレーニングをやめてしまいましたが、ひとつずつ丁寧にうちのこがしっぽふりふりでお互い楽しくトレーニング出来る様にうちのこの様子を見ながら関係作りも考えていこうと思います。

突然お邪魔してしまいました。
有難うございました。

馬鹿な飼い主さん


自分のことや、ワンコのことに気付いたあなたは決して馬鹿な飼い主ではありません。

今でも自分のことばかりでワンコのことなど全く意に介していない本当のお馬鹿な飼い主はたくさんいるのです。


私がしつけ教室の先生になったのは、そんな自分のしていることに気がつかない飼い主さんにワンコの苦悩を伝えるためでもあります。

誰だって上を目指したいし、いいカッコもしたいと思うものです。


そんな気持ちを私も持ってますから、それ自体を悪いことだと思いません。（私も思ってるんですから、言えないですよ！）

それを馬鹿げた理由をつけて正当化しようとすることが私には許せません。


攻撃性は、裏を返せば怖がりだからです。
心が弱いのです。

ワンコのそんな怯えた気持ちを理解して、ワンコの防御壁になれたならきっとワンコも安心して、リラックスしてくれるようになると思います。


うんとうんと愛してあげて、ワンコのそんなところも愛してあげればいいのです。

神様が引き合わせてくれたこの縁を大切にして、そしてワンコと楽しく暮らせるように、自分も楽しみながら暮らせたらきっと双方がハッピーになれると思うのです。


いつでもお邪魔して下さい。
ウエルカムですよ〜。


書き込みして下さってありがとうございます。
またの書き込みをお待ちしておりまーす。