カンファレンス報告つづき
カンファレンス報告つづき by little-K
今回、海外からの講師は、キャシー・スダオ先生以外にペンシルベニア大学のジェームズ・サーぺル先生、カナダのジェニファー・メッセ先生でした。
キャシー先生は4日間完全に聞かせていただいたのですが、他のお二人の先生のお話も少しだけ聞かせていただきました。
ジェームズ先生は、犬の行動評価方法を規格化する過程を紹介し、犬の行動問題の広がりと深刻さの一因となっている環境的、遺伝的要因をより深く理解するために、どのように評価方法を用いればいいのかを説明して下さいました。
ジェニファー先生は、パピートレーニングについて色々なお話をしてくださいました。
そして、キャシー先生は、1日目は、問題行動の3つの症例、2日目は、正の強化:フードを越えるもの、3日目は、リードを引っ張る攻撃性を古典的条件づけで解決する、そして最終日には、トレーニングの重要なコツトップ5という内容でお話をして下さいました。
問題行動の症例を話して下さる時には、飼い主さんへの配慮をどれだけしなければならいかを丁寧に教えて下さいました。
飼い主さんの相談に乗っている時には、トレーナーになって話してはいけないと言っておられました。
自分がやればすぐに直せると思っても、飼い主さんにさせるべきだと、飼い主さんの力で解決をはかることが指導者としてすべきことなのだとおっしゃっておられました。
このことは私もいつも気をつけているところですが、つい犬のことに気をむけてしまうと飼い主さんを無視してしまいそうになります。
リードの両端が良い方向に向くようにすることが大切だということを忘れないようにしなければと思いました。
特にここでは、トレーニングの重要なコツトップ5を紹介しようと思います。
まず1つ目は、フードを有効活用すること。
フードは簡単に手に入るものではないと犬に教える。
フードは何かしないとあげない。
定期的に食器からフードを与えるって、犬に教えるチャンスをなくしていると言える。
パティ・ルーサーの言葉
犬が自分を尊敬するなんて気にならない。
お腹がすいている犬が欲しいものは私が持っていることを犬たちが知っているということだけでいい。
ただ、健康面の問題が生じないように獣医師に確認すること。
2つ目は、チョイスポイント
動物が選択できる状況を作る必要がある。
選択肢を見極めるところに力をそそぐ。
犬が正しい選択のできるような環境を設定する(作る)。
犬への導き方は、積極的でなく、消極的な操作で。
3つ目は、限界を越える域値の設定ができる
生活面の全てにおいて域値を越えないようなトレーニングする。
悪い行動が出ないように管理する。
トレーニングセッション以外でその行動が出るような状況を作らない。
4つ目が,合図は強く効果的に
合図には、犬は即座にハッピーに従うように教える。
犬が行動を確実にわかるまで使わない。
犬にとってはっきりしたものであるべき。
合図の後に罰は絶対に与えない。
5つ目は、強化子と罰子は、はっきりと分ける。
多くの犬は混乱している。
ごほうびの後に悪いことを出さないように。ごほうびのパワーが落ちる。
以上です。
私なりの話を加えて、またセミナーでお話できればと思います。
まずは、自分で考えてみて下さいね。
キャシー先生は4日間完全に聞かせていただいたのですが、他のお二人の先生のお話も少しだけ聞かせていただきました。
ジェームズ先生は、犬の行動評価方法を規格化する過程を紹介し、犬の行動問題の広がりと深刻さの一因となっている環境的、遺伝的要因をより深く理解するために、どのように評価方法を用いればいいのかを説明して下さいました。
ジェニファー先生は、パピートレーニングについて色々なお話をしてくださいました。
そして、キャシー先生は、1日目は、問題行動の3つの症例、2日目は、正の強化:フードを越えるもの、3日目は、リードを引っ張る攻撃性を古典的条件づけで解決する、そして最終日には、トレーニングの重要なコツトップ5という内容でお話をして下さいました。
問題行動の症例を話して下さる時には、飼い主さんへの配慮をどれだけしなければならいかを丁寧に教えて下さいました。
飼い主さんの相談に乗っている時には、トレーナーになって話してはいけないと言っておられました。
自分がやればすぐに直せると思っても、飼い主さんにさせるべきだと、飼い主さんの力で解決をはかることが指導者としてすべきことなのだとおっしゃっておられました。
このことは私もいつも気をつけているところですが、つい犬のことに気をむけてしまうと飼い主さんを無視してしまいそうになります。
リードの両端が良い方向に向くようにすることが大切だということを忘れないようにしなければと思いました。
特にここでは、トレーニングの重要なコツトップ5を紹介しようと思います。
まず1つ目は、フードを有効活用すること。
フードは簡単に手に入るものではないと犬に教える。
フードは何かしないとあげない。
定期的に食器からフードを与えるって、犬に教えるチャンスをなくしていると言える。
パティ・ルーサーの言葉
犬が自分を尊敬するなんて気にならない。
お腹がすいている犬が欲しいものは私が持っていることを犬たちが知っているということだけでいい。
ただ、健康面の問題が生じないように獣医師に確認すること。
2つ目は、チョイスポイント
動物が選択できる状況を作る必要がある。
選択肢を見極めるところに力をそそぐ。
犬が正しい選択のできるような環境を設定する(作る)。
犬への導き方は、積極的でなく、消極的な操作で。
3つ目は、限界を越える域値の設定ができる
生活面の全てにおいて域値を越えないようなトレーニングする。
悪い行動が出ないように管理する。
トレーニングセッション以外でその行動が出るような状況を作らない。
4つ目が,合図は強く効果的に
合図には、犬は即座にハッピーに従うように教える。
犬が行動を確実にわかるまで使わない。
犬にとってはっきりしたものであるべき。
合図の後に罰は絶対に与えない。
5つ目は、強化子と罰子は、はっきりと分ける。
多くの犬は混乱している。
ごほうびの後に悪いことを出さないように。ごほうびのパワーが落ちる。
以上です。
私なりの話を加えて、またセミナーでお話できればと思います。
まずは、自分で考えてみて下さいね。
Re: カンファレンス報告つづき by ルイママ@ゴールデン
興味深いです〜〜!
ちょっと今、慌しくて考えられてませんけど(苦笑)
1つ目は、早速取り入れています。
おかげで、室内でもルイの注目度が増えた気がしますが…我が家の場合はルイに手をかけていられる時間ばかりではないので、注目され過ぎて邪魔です(笑)
GCT、ちゃんと申込み済ませました!
本番、先生に飛びつかないようにしないと…。
ちょっと今、慌しくて考えられてませんけど(苦笑)
1つ目は、早速取り入れています。
おかげで、室内でもルイの注目度が増えた気がしますが…我が家の場合はルイに手をかけていられる時間ばかりではないので、注目され過ぎて邪魔です(笑)
GCT、ちゃんと申込み済ませました!
本番、先生に飛びつかないようにしないと…。
Re: カンファレンス報告つづき by ショコラ
改めておやつあげたい病の私は反省しきりですが・・・一つ目ですでに反省しきり。犬が尊敬してくれているかはどうでも良い・・・の考えはちょっと目から鱗です。
3つ目の限界を超える域値の意味が想像つきませんので今度セミナーでしっかり理解できたらっと思います。セミナーを楽しみにしておきます
3つ目の限界を超える域値の意味が想像つきませんので今度セミナーでしっかり理解できたらっと思います。セミナーを楽しみにしておきます
Re: カンファレンス報告つづき by little-K
ルイママ@ゴールデンさん
簡単に食べ物は得られないって犬に教えることはとても重要です。
うちの犬たちも今すごい集中です。
「何するの?」「ほら、やってるでしょ?何かちょーだい!」とうるさいほどです。
集中はすごくなったけど、私もルイママと同じくちょっと邪魔になってきています。
そうですか、GCT申し込まれましたか!
がんばって下さいね。
私もルイちゃんに飛びつかれないように気をつけないとね。
GCTのジャッジは、とても大変です。
受けに来られた方たち、みなさんを合格にしたいと思っているのですがそれではテストの水準が保てません。
犬たちの権利を上げてあげるためには、「犬は決して危ない訳でも、汚い訳でも、迷惑をかける存在ではない」と証明する必要があります。
私はGCTは、それを証明するひとつの方法であると思っています。
個人の評価ですが集まれば、犬全体の評価につながると思うのです。
そんな大切なテストを守り、広げて行くことで私は犬たちの権利を守りたいと思い、ジャッジをしているのです。
ルイちゃんにもその一端を担って欲しいので、今度こそ受かってね。
あんまり言うとプレッシャーかな。
がんばれ!
簡単に食べ物は得られないって犬に教えることはとても重要です。
うちの犬たちも今すごい集中です。
「何するの?」「ほら、やってるでしょ?何かちょーだい!」とうるさいほどです。
集中はすごくなったけど、私もルイママと同じくちょっと邪魔になってきています。
そうですか、GCT申し込まれましたか!
がんばって下さいね。
私もルイちゃんに飛びつかれないように気をつけないとね。
GCTのジャッジは、とても大変です。
受けに来られた方たち、みなさんを合格にしたいと思っているのですがそれではテストの水準が保てません。
犬たちの権利を上げてあげるためには、「犬は決して危ない訳でも、汚い訳でも、迷惑をかける存在ではない」と証明する必要があります。
私はGCTは、それを証明するひとつの方法であると思っています。
個人の評価ですが集まれば、犬全体の評価につながると思うのです。
そんな大切なテストを守り、広げて行くことで私は犬たちの権利を守りたいと思い、ジャッジをしているのです。
ルイちゃんにもその一端を担って欲しいので、今度こそ受かってね。
あんまり言うとプレッシャーかな。
がんばれ!
Re: カンファレンス報告つづき by little-K
ショコラさん
おやつをあげることには問題ないんですよ。
あげ方を考える必要があるってことですね。
何かを得るために夢中になれるってシアワセなことだと私は思っています。
それがすぐに簡単に手に入ると、そのシアワセも半減してしまうように思えるのです。
犬の本来の狩猟意欲を飼われていても感じられるようにしてあげることって大切なように思います。
うちのワンコたちは、前よりもなんだか楽しそうですよ。
手間がかかりますが、犬たちが喜ぶのでがんばっています。
犬の尊敬については、犬自身にはそんな風に考える能力がないので、あくまでも私たちがそう思えるようにならないとってことだったのですが、海外では犬と人は平等という考え方が強い方たちもいて、古い動物観から犬を支配したり、犬より人の方が上って考えを排斥する傾向が大きいのです。
私も今回、尊敬されるって言葉を使うのをやめて、頼られる存在になりましょうって言葉に代えようと思っています。
限界を越える域値ってのは、生物的制約という専門用語があります。
その個体ができること、できないことがあるということです。
人でも得意、不得意というものがあるように、犬にも犬種や年齢、性別によってできること、できないこと、得意なこと、苦手なことがあることをよく知っておきましょうということだと思います。
また、みなさんと色々と考えてみましょうね。
キャシー先生からのお話をもっと膨らませて行けるかも知れませんね。
おやつをあげることには問題ないんですよ。
あげ方を考える必要があるってことですね。
何かを得るために夢中になれるってシアワセなことだと私は思っています。
それがすぐに簡単に手に入ると、そのシアワセも半減してしまうように思えるのです。
犬の本来の狩猟意欲を飼われていても感じられるようにしてあげることって大切なように思います。
うちのワンコたちは、前よりもなんだか楽しそうですよ。
手間がかかりますが、犬たちが喜ぶのでがんばっています。
犬の尊敬については、犬自身にはそんな風に考える能力がないので、あくまでも私たちがそう思えるようにならないとってことだったのですが、海外では犬と人は平等という考え方が強い方たちもいて、古い動物観から犬を支配したり、犬より人の方が上って考えを排斥する傾向が大きいのです。
私も今回、尊敬されるって言葉を使うのをやめて、頼られる存在になりましょうって言葉に代えようと思っています。
限界を越える域値ってのは、生物的制約という専門用語があります。
その個体ができること、できないことがあるということです。
人でも得意、不得意というものがあるように、犬にも犬種や年齢、性別によってできること、できないこと、得意なこと、苦手なことがあることをよく知っておきましょうということだと思います。
また、みなさんと色々と考えてみましょうね。
キャシー先生からのお話をもっと膨らませて行けるかも知れませんね。