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無事に座学を終了しました!

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 .2 .3 .4 | 投稿日時 2013-7-14 21:07
今日は、座学に参加していただいてありがとうございました。


今回は、イギリスで問題になっていた遺伝病がブリーディングが問題だというドキュメンタリーから、みんなで考えようと参加者のみなさんから感想を含めて、どう考えるかを話し合いました。


イギリスで起きている純血種の犬たちの深刻な遺伝病について、改めて意識する機会となったようです。


ビデオを見ている参加者のみなさんの顔は、突きつけられた現実をどう受け止めたらいいのか微妙な気持ちが表れていました。


遺伝性疾患で苦しむ犬たちとその飼い主さんの苦悩をそのままストレートに受け止めて下さいました。


純血種の価値観が変わったと思います。

遺伝子プールの多様性が失われていることは、「犬はあなたをこう見てる」で知っていた知識でしたが、実際に遺伝性疾患で苦しんでいる犬と飼い主さんたちを見ていると、いずれ訪れる自分と愛犬との健康問題を考えずにいられません。

ブリーディングの時点で、犬たちの健康が見た目を重視したために起きているとしたら、犬との楽しい生活など夢のように思えてきました。


参加者のみなさんの意見としては、まずやはり遺伝病に対する知識のなさが問題だということでした。


これは、ペットショップで簡単に購入することが原因になっているように思うという意見も出ました。


ペット業界の有り方についても、啓蒙活動を率先して主な輪なければならないはずの行政の力不足についても何らかの働きかけが必要だという意見も出ました。


純血種に対しての認識を新たにしてもらうことの重要性も話題になりました。


それぞれの立場の方たちが、自分の目線で見る遺伝病とブリーディングの問題を真面目に受け止めて、それぞれの意見を出して下さいました。


参加者のみなさん、どうぞこちらにもご意見を入れていただければ嬉しいです。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 | 投稿日時 2013-7-18 0:14
私はペットサロンを経営しています。
初めてわん仔をむかえられて、必ずと言っていい程、
「この仔の子供が欲しいんです。だれか相手はいませんか?」
と、聞いてこられます。
私もこの仕事をする前に、犬を初めて飼った時、子供が欲しいと思い、実際に相手を向かえ、子供を産ませました。
雄の方は股関節形成不全で、素人だった私は、遺伝すると言う事も分からず、子供に遺伝していました。
年を重ねるにつれ、歩き辛そうでした。

犬の仕事にたずさわる様になり、色々な事が分かり、安易な繁殖でお金儲けだけの為に、簡単に作ったり殺したり、人も犬も不幸に成って行っている様に思えます。

人間は、考える事も出来るし、先を想像できる生き物で、犬や猫は
今を生きてると、聞いた事が有ります。
ならば、それを阻止、改善出来るのは、人しか居ないんじゃ無いでしょうか?

純血種の犬に遺伝性疾患が多いと言う事も、なぜそんな事になったと言う事を、もっと、沢山の方に知って頂きたいと思いました。

自分の出来る所から、発信して行きたいと思います。

「犬の遺伝性疾患について考える」座学ありがとうございました。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2013-7-18 21:06 | 最終変更
ウイズママさん


書き込みをありがとうございます。

参加者の職業がいろいろで、セミナーでご意見を伺った時も、たくさんの見解を聞かせていただきました。


ウイズママさんのペットサロンのオーナーとしてのご意見も興味深く、「人と犬がハッピーに暮らすため」を考えたご意見を聞かせていただけました。


確かに簡単に繁殖を考えるのが飼い主の特徴のように思えます。
私には、「どうしてそんなに簡単に子犬が欲しいと思うのか?」正直、理解できません。


私が今の仕事に就く前も、犬の繁殖には懐疑的?でした。
母犬の体の心配や、生まれてくる子犬の行方を考えると、そんなに簡単に子犬を作ろうと思うことはありませんでした。


犬の保護施設でのボランティアや、行政の仕事を手伝うようになって、人から「不要」とされてごみのように捨てられ、殺処分されるたくさんの犬たちの存在を知ると、余計に簡単な思いでの繁殖に対して強い嫌悪感を抱いたものです。


今回は、子犬の行方だけでなく、健康さえも無知な人間の勝手な思い込みによって大変な問題になっている現実をたくさんの方に知って欲しいと思いました。


遺伝性疾患について、自分の犬もたくさんの病気を抱えているのになぜ、こんなにのんびりと構えていたのかとビデオを見た時に、自分を思い切り責めたほどです。


ネイトのてんかん発作での私の心の痛みを他の飼い主さんに味わってほしくないと心から思います。

自分と愛犬がたまたま不幸だったと片づけて欲しくない事実が、ビデオの中にありました。


いろいろな立場の方たちが座学で犬の遺伝性疾患の大きな問題に意識を向けていただけたら嬉しいです。


もっと犬の見かけでなく、健康に意識を向けて、純血種だから良いとか、小さいから良いとかという犬の外見だけで犬選びをすると、犬の健康で大きなツケを払わされることになることをたくさんの人に知ってもらい、これ以上犬たちの健康を害する繁殖が見過ごされないように参加者のみなさんのコメントをよろしければ書き込んでいただけたらと思っていました。


ウイズママさん、本当にありがとう。

他の参加者のみなさんもぜひ感想などお聞かせ下さいませ。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 | 投稿日時 2013-7-19 21:09
うちの息子たちの類はパテラです。
こまめは少しアンダーで停留睾丸です。

坂の多い所に住んでいるので、特に類にはつらそうで手術をしました。
それこそ、手術前の検査から手術後のリハビリも含めて大金がかかりましたし、何より類のストレスを考えるとかわいそうでした。
手術をしたにもかかわらず、時々足をひいているのを見るとつらいです。

チワワだから仕方がないという意見は遺伝病ということを知らずに
いる人が多いからでしょうね。

私が子供のころは犬といえば拾ってくるかもらってくることが大多数で、血統書つきの犬を飼っているのは特別な人だったように思います。
血統書にこだわるのもその時代の名残からかもしれません。


映像を観てブリーダーさんとの温度差をかんじました。
血統を守るために犬のためにしているという正義からきています。

犬が本当にそれを望んでいるのでしょうか?

まだまだつらい現実です。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2013-7-20 22:38
私は今までに、陰睾丸、アンダーショット、アレルギー(アトピー)を自分の愛犬で経験しました。

「遺伝疾患」だから仕方ない、アレルギーも通院しながら痒みを上手くコントロールするしかない、と思いながらも頭の片隅では
「遺伝疾患」ということは、ブリーダーが交配するときにその犬を
よく調べておけば防げるんじゃないか、と考えた事もありました。

今回の座学で見た映像で遺伝疾患が犬たち、飼い主たちに与える苦痛や悲しさは想像を超えていて言葉になりませんでした。
一方で、遺伝疾患をもっている犬がドッグショーでチャンピオンになって、その直子がたくさん生まれる。
それぞれの人の立場で遺伝疾患への考えや向き合い方がまったく違っていて複雑な問題だとも思いました。

犬種のスタンダードって何なんだろう?
ドッグショーに参加していた頃に家族で話したことがありました。
「人間が勝手に決めた容姿であって、犬は何とも思ってないんじゃないの?」と、その時家族に言われました。

私も考えてみました。犬は昔作業犬として人を助けてくれていたわけでその作業や、家庭犬として普通に生きることさえも出来なくなってしまうような見た目を重視した繁殖は、犬にも人にも苦痛になってしまうので避けてほしいです。
犬種本来の作業ができる体、出来る限り健全な体があってこそ
家庭犬として安心して生活できるし、ドッグショーでも見た目がより良く見えるんじゃないかと思っています。

遺伝疾患によって犬たちの未来がなくなってしまうなんて思いもしませんでした。遺伝疾患の恐ろしさと今後について深く考えるきっかけになりました。ありがとうございました。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 | 投稿日時 2013-7-21 20:10
 フェイスブックのフレンチブルドッグサイトにこんな投稿が
載りました。

「ブルーアイのパイドのフレブルを買おうと思うのです。みなさん、どう思いますか?」

この問いに20名程の方がコメントを寄せました。私ともう一人の方以外は、すべて、珍しいから、買うべきだ、運命の出会いだ、カッコいいと、推奨する意見でした。私以外、誰一人も遺伝疾患に言及する方はいませんでした。
ましてや、性格は、などと心配する声もなく、いかに外見や血統、値段で犬を迎える人が多い事を思いしらされました。

こう書いている私も恥ずかしながら、信頼するブリーダーさんから、外見、性格、血統で、いつも犬を迎え入れていました。
救いは、アウトブリーディングの子を求めた位です。

イギリスのケネルクラブのスタンダートを決める基準にもがっかりしました。
イギリスに主人とテリアを買いつけに行くという長年の夢が、あのビデオを見て、一瞬で散りました。
遺伝性疾患をこれ以上増やさないように、もっと広報が必要だと思いました。

今、私にできる確実な事は、肉芽腫を患うマリアを全身全霊で、守る事、この病気がマスチフ系のフレブルの特有の遺伝性疾患という事をフレブル仲間に伝えていく事しかありません。
ささいな事ですが、犬の遺伝性疾患を考える入口になればと思っています。

貴重な座学ありがとうございました。

Re: 無事に座学を終了しました!     by アンのママ

前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿.1 | 投稿日時 2013-7-23 7:32
座学の内容が難しすぎて、あーだ、こーだと書けない自分が情けないです。とにかく人間がつくった犬種なのですから、人間が間違った方向に行かないようにしていかなくては、いけないということです。さらっと文章が書きたいです。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2013-7-27 6:54
お返事が遅くなってすみません。


本当にチワワは、あの小さな体にたくさんの病気を抱えていると思うと胸が痛くなりますよね。


そしてそれが人間のしたことだとすると、犬の健康を損なうような繁殖の現実を知ることは、とても重いことです。


私は、いつも言っているように「不幸な犬、不幸な飼い主さんをすこしでもなくしたい。」と思って日々の努力を重ねているのですが、こうした現実を突きつけられると不毛の地を耕しているような虚しさを感じるのです。


しかし、知らないでいることは大きな罪のように思えます。

辛い思いをするのは、犬だけでなく、飼い主さんもなのです。


できるだけたくさんの人たちに伝えて行かねばならないと思っています。


類、こまママさんの辛い気持ちも類君の辛さもすべてが知らずにいる飼い主さんの辛さを和らげる情報になればと思います。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2013-7-27 7:11
ビナンママさん


ありがとうございます。

そうですね、ショーをやっていると根本的な犬への思いが変わってしまうことになるとビデオを見ていて感じますよね。


イギリスのすごいところは、マスコミが視聴率などの都合のいいことばかりを考えて伝えるのではなく、犬のことを本当に考えて総合的にいろいろな分野の人から話を聞いて情報としていることです。


私も昔、ショーにかかわっていましたが、虚飾の世界で、人間のエゴがもろに出ること、犬の存在自体が無視されていることに疑問を感じてさっさと手を引いてしまいました。


ビデオでも問題にされていましたが、テレビで放送することでショーに参加するブリーダーに変な価値を意識させてしまい、問題を悪化させていると思ったら、高視聴率が取れるにもかかわらず、一切放送しないイギリスのマスコミの倫理観に少し救われる思いがしました。


ごほうびをもらうと犬も人も張り切ってしまうものです。

それに、何よりチャンピオンの直子となると高価になることも問題なのでしょう。


でも、それは人が純血種やチャンピオン犬が高価だと思うことが原因でしょう。


純血種は、遺伝性疾患の温床で、高いお金を出して買って、病気をたくさん持っているから医療費もたくさんかかり、犬も自分も苦しむ可能性が高いと理解していたらどうするのでしょう?


友達の獣医さんが、「ある飼い主さんがある純血種を飼って、遺伝性疾患で苦しんだあげくに死んでしまい、また新たに飼った犬が遺伝性疾患でまた病院通いをすることになってしまって、すごくかわいそうだった。」と話してくれました。


きっとその飼い主さんは、「自分が運が悪い」とか、「自分が飼うと病気になる」と思ったりするんだと思うと、なんだか腹が立ってくるのです。


考え方は、人それぞれかも知れませんが、犬も飼い主も不幸になるような問題は、知らないではすまされない大罪のように私には思えます。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2013-7-27 7:28
マリアママさん


そうですね、今、流行りのフレブルは、きっとたくさんの遺伝性疾患を抱えているのでしょうね。


本当に怖いのは、人が見かけや、他人と違うことを犬に求めることです。

これは、心理学の中で常に言われている事実です。


珍しい個体に自分のエゴが満たされるので、その個体が抱える問題が無視されたり、軽視されたりするのです。


オオカミ犬もその代表です。

アメリカでは、オオカミ犬が流行り、大きな問題になりました。


遺伝性疾患も問題ですが、野生との交配は、大きな危険をはらんでくるのに見せかけのカッコよさだけで、犬のことも、もちろんオオカミのことも何一つ知らないで飼うのです。


私は、この仕事を始めた時から、「飼い主教育」について常に考え続けてきました。

同業者で同じように考える人は、たった一人しかいません。


けっきょく、マリアママさんのような愛犬と本気で向き合う飼い主さんに理解を求めて、そして伝えてもらうしかないのかと思っています。


ご主人との愛犬をイギリスからとの夢を打ち砕くような現実をお見せしてしまい申し訳ありません。


イギリスでは、日本人に犬を売ると犬種クラブをやめさせられるところもあるんですよ。


「日本人は、きちんと犬を飼えないレベルの低い人たち」と思っていたとクラフトで知り合ったイギリスのトレーナーに言われたことがあります。


このビデオでイギリス神話は、崩壊してしまったかも知れませんね。

でも、イギリスで犬のために、この問題に立ち向かっている人たちがいることも事実です。


犬たちのために、飼い主さんたちのために、地道に頑張る人たちは、イギリスにも、私たち日本人にもいると私は思っています。


大変だと思いますが、どうかお力を貸していただけたら嬉しいです。
前の投稿 : 次の投稿 | 親投稿 : 子投稿なし | 投稿日時 2013-7-27 7:34
アンのママさん


とにかくビデオを見て欲しいです。

見れば、座学に参加された人たちの思いが理解できると思います。


私としては、あなたがあのビデオを見て憤慨する姿が想像できます。

私よりも人の犠牲になっている犬たちを助けてきているあなただからこそ、こんなひどい現実を知るときっと心を痛めるでしょう。


それでも影響力のある方なのでぜひにでも見てもらいたいと思っています。


昨日、事務局には「今ある危機シリーズ」をブルーレイレコーダーと共に置いてきました。


ぜひ見てもらえるようにセッティングしますね。

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