無理解の犠牲になる犬たち

みなさん、どんなお正月をお過ごしになりましたか？

今年も変わらない穏やかで楽しいお正月を愛犬と過ごされていますか？


昨年は、本当にたくさんのOB、OGのワンコたちが旅立ってしまいました。

私にもたくさんの楽しい思い出と教室を続けて行くための情報や力を与えてくれました。


私の仕事は、終わりのない学習が必要な大変な仕事です。

でも、愛犬と強い絆で結ばれてハッピーな顔を見せて下さる飼い主さんとワンコのペアを見れる素晴らしい仕事でもあります。


私のワンコたちも１年で１番かまってあげられる唯一の時間を過ごしました。

「また１年つきあってね。」とお願いして仕事に戻ります。

その間もかわいそうなワンコをたくさん見ることになりました。


近所で前はシェルティを飼っていたのですが、声帯削除手術をされていて、まるでサイレンサーのような声で玄関でバタバタしながら鳴いていました。

今年は、別の犬が同じ家にいて同じようにサイレンサーのような声で鳴いています。

わざわざ、興奮した自分の犬を近づける飼い主もいて、門の前でバタバタと動きながら吠えています。


私には、「もっとかまって欲しいよ。もっと運動したいよ。」と叫ぶ声に聞こえて切ないです。


今年はエコとダイエットを兼ねて、できるだけ自転車で移動しようと頑張っているのですが、目の前をソーセージにつまようじを刺したようなチワワが自転車で引かれて走って行きました。


交通量の多い道を見るからに好奇心旺盛なワンコがノーリードでアッチコッチにうろうろしています。

私とワンコが前に現れると飼い主の静止の声を振り切って近づいてきます。

車道に気になるものがあって飛び出したら車にひかれてしまうなんて簡単なことがなぜ分からないのか信じられません。


のんびり芦屋浜で散歩していると唸りながらビートに向かってくるパピヨン。

あわてて呼び戻そうとしている飼い主に「読んでも戻らないなら放さないで！あなたの犬はケンカを売っているんですよ！私の犬が受けて立てば咬み殺される可能性もあるんですよ！」とどなってしまいました。


相手の飼い主は、「すみません。」と薄笑いしながら反対の方向に歩いて行きました。


この国の飼い主教育はどうなってるんだ！と思う年の初めでした。


これは神様が私に今年の目標を指示しているのでしょうか？


満足して足元で寝ている愛犬たちを見ていて、つくづく犬の幸せは飼い主で決まるんだなぁと思いました。