クリッカートレーニング

クリッカートレーニングは、行動学、心理学に基づいたトレーニングです。
古典的条件づけとオペラント条件づけの中の正の強化という２つの原理を使って教えるものです。
もともとは、イルカのトレーナーで、行動分析学者だったカレン・プライヤーが、犬にもイルカにしているトレーニングを出来るように改良したのもです。
　
”カチッ”と音が鳴るクリッカーと言う小さな道具を使って、犬に行動を教えて行きます。
クリッカートレーニングは、単純ですが、行動を作っていく過程においてどう利用するのかについて、教えている人の考え方にレベル的、意識的な違いがあり、様々な形態になっているのが現状です。
　
クリッカートレーニングにおいて１番重要なところが、その行動を作る過程（シェーピング）なのです。
つまり、行動を少しずつ作っていく時に『どこでどのようにクリッカーを鳴らせば良いか』を考えること、それが犬の理解にどれだけ効果的につながるかについては、クリッカートレーニングを教えている人に聞くのではなく、相棒の愛犬に聞く必要があるのです。
犬に合った形を考えるための練習としては、クリッカートレーニングは良いものであると考えています。