(Update:2008-9-24 22:01:19)
もう1度思い出して!
「この子をなぜ私は飼い始めたのだろう?」犬の問題に悩んだら、必ずこの言葉を思い出して下さい。
犬は、決して自分からあなたと暮らし始めた訳ではないはずです。
あなたが犬を選んだ、もしくは、飼おうと思って決断したはずなのです。
それならば犬よりもあなたに責任が多くかかっているはずです。
自分の思うようにならないともし思っているのなら、犬はきっと犬らしくしているだけなのです。
あなたの持っている犬への意識を変えて下さい。
あなたの望むような犬になろうと犬は努力しません。
犬はとても正直で自分らしく生きることだけを考えています。
決して人を喜ばせようとか、自分の力で飼い主を幸せにしようなどと考えません。
彼らの頭にあるのはどうすれば自分は快適に暮らせるかだけなのです。
もちろん、飼い主を心から大好きになってくれます。
でも、それは自分にとって良いことをしてくれたり、欲しいものを与えてくれるからなのです。
ある訓練士さんが「犬は人のために命も投げ出してくれる」と言ったそうです。
そうでしょうか?私は信じられません。
私たち人間でさえ、他人のために自分の命を投げ出せる人がいるでしょうか?
駅のホームで転落した人を助けようとして飛び降りて、亡くなった方がおられました。
とても勇気のある、素晴らしい方だと思いますが、犬が同じことをするなんて私には考えられません。
科学的に考えても、犬が人のために命をかけるなんて考えられないことなのです。
盲導犬サーブが飼い主に向かってきた車に飛びかかったというのも、飼い主を助けるためでなく、反射的に向かってきた大きな物体をどけようとしただけなのだと思います。
私たち人間は、時に犬を忠誠心を持った良い生き物と思っています。
でも、学者たちの間では、「犬は人間に寄生することで生き延びてきたのだ」と言います。
きっと、花咲か爺さんや桃太郎などの昔話やラッシーや名犬ジョリーなどのお話の犬をそのまま現実の犬に当てはめようとしているだけなのかも知れません。
犬のありのままを素直に受けれて、犬に何をしてあげるのがお互いの幸せにつながるのかを考えなければなりません。
トレーニングもそのひとつです。
最近、トレーニングなんてかわいそうだという飼い主が存在するそうです。
犬は好きにさせてやるのが一番だと思っているのです。
しかし、犬の暮らす世界は人間社会ですから、人間社会に適応してもらわねばなりません。
それをさせるのが飼い主の責任で、トレーニングはそのために存在していると思います。
どんなに大変であろうと、時間がかかろうと犬のために、そして自分のために苦労してでもやらねばならないことがたくさんあります。
ため息が出て、やる気が落ちてきたら、愛犬の顔を見て、思い出して下さい。
この子と暮らそうと思った時のことを、その時の気持ちを。
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