犬は、とてもおしゃべりです。
いつも飼い主さんに自分の気持ち、やりたいこと、欲しいものを伝えているのです。


でも、飼い主さんは、なかなか気づいてくれず、犬たちはガッカリしたり、あきらめたりしているのです。


犬の言葉は、ボディランゲージです。

普段の生活の時には、犬のボディランゲージをよく見ているのに、トレーニングとなるとほとんど見ていません。


でも、本当はトレーニングでの観察がとても重要なのです。

ごほうびを使うトレーニングにおいては、ごほうびを出した後に犬の行動がどう変化するのかを常に見ておかねば、ごほうびの出し方をどう変えるかを考えることはできません。


なのに、ごほうびを出すだけで魔法のように「犬はわかってくれる」と思い込んでいるのです。

ごほうびを出すトレーニングでは、「どこでごほうびを出すか」がカギです。


ずっと同じところでごほうびを出していると、犬は行動を変えにくくなります。

かと言って、あまりに出し方が変化すると、「どの行動でごほうびを出してもらえるか」がわかりにくくなります。


犬の気持ちの微妙な変化や犬の行動の変化に気づき、それを正しく理解し、そして良い方向へ向けてあげることができるのです。